目のスクリーニング検査
目のスクリーニング検査
- 当院では、「目が悪い」※ことを検出することが可能なスクリーニング機器を導入しています。
6か月のお子様から大人までの視機能上の問題を迅速に、かつ正確に検知することを目的として開発されたもので、97%のスクリーニング成功率です。 - 子どもの「弱視」※※という状態は2-3%の確率でおこっており、50人に1人の子どもにその可能性があります。
「目が悪い」※ことは日常生活では気づくことができない場合が多いです。 - 3歳児健診でこれらが見逃された場合に、治療が遅れ、十分な視力が得られないとの指摘がなされています。
4歳以下で治療を開始すれば、95%が改善するといわれており、治療は早ければ早いほど高い効果が期待されます。
視力の成長が止まってしまう10歳頃を過ぎると治療に反応しにくくなるので注意が必要です。 - 検査は生後6ヵ月の赤ちゃんから可能で、少し暗いお部屋にて保護者の方に抱っこされた状態でカメラで写真を撮るような感じで、数秒で完了します。
検査の際に泣いてしまったり、目を閉じてしまったりして、撮影ができない場合には日を改めて検査を行うことがあります。 - 最近は幼少期からテレビゲーム、スマートフォンなどの小さい画面を見る等の機会が多いと思います。
「目が悪い」※ことや目が悪くなっていくことに早く気づくために各年齢相応な頻度で定期的にスクリーニング検査を受けて、大切な目を守っていきましょう。 - ※ 「目が悪い」=近視・遠視・乱視・斜視・不同視など
※※ 「弱視」=視力の発達が障害されておきた低視力で、眼鏡をかけても視力が十分でない場合を指す。早期発見、早期治療で治療可能であることがほとんど